インテリアイベント「パリ・デザイン・ウィーク2024」を取材!街中の様子も紹介
毎年9月に開催される「パリ・デザイン・ウィーク」は、パリ市内でおこなわれる家具のイベントです。2024年度の開催期間は、9月5〜14日の10日間。街を散策をしながら、新作インテリアやアート作品に触れることができます。
本記事では、RASIKスタッフが取材したパリ・デザイン・ウィークの様子を紹介します。街中に展示されたインスタレーション作品も紹介するので、イベントの様子をぜひご覧ください。
2023年にRASIKを運営する株式会社もしもへ入社後、『RASIK LIFE』編集長に就任。自身が持つ不眠症の悩みをきっかけに、寝具について学ぶ。睡眠検定3級。商品の企画・生産・品質管理・販売までを一貫しておこなっている会社の特徴を活かし、実際に商品をチェックしながら記事を作成。フォロワー数24万人超えのRASIK公式インスタグラムでは、商品のレイアウトなども公開中。
公式:インスタグラム
二級建築士・インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター資格を保有。2024年よりRASIK LIFE編集部に所属し、ライターとして家具やインテリアに関する記事執筆を担当。インテリアコーディネーターとして、コーディネートのアドバイスもおこなう。趣味は北欧家具やインテリアショップ巡り。
パリ・デザイン・ウィークとは
「パリ・デザイン・ウィーク(Paris Design Week)」は、9月開催のメゾン・エ・オブジェにあわせておこなわれるパリのイベントです。
業界に向けたイベントであるメゾン・エ・オブジェと異なり、一般向けに開催されています。各ブランドでは、最新コレクションを展示。アーティストとのコラボ企画などもおこなわれます。
▼「メゾン・エ・オブジェ」へのアクセス方法について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
オリジナル冊子で参加ブランドをチェック
各ブランドの情報は、パリ・デザイン・ウィークのオリジナル冊子で確認できます。
冊子には参加ブランドの情報に加えて、新作家具に関する内容も記載されています。さらに現地のマップも載っているので、気になるブランドをチェックしながら回れます。
パリ・デザイン・ウィークはアプリも連携している
パリ・デザイン・ウィークは、アプリとの連携もしています。アプリ内では、日程ごとにおこなわれるイベントもチェックすることも可能です。事前にアプリを入れておくと、参加したいイベントも見逃しにくいかもしれません。
400以上の企業が参加するパリ・デザイン・ウィーク
パリ・デザイン・ウィークは、約400以上の企業が参加しています。参加しているブランドや店舗の入り口には看板が立てられているので、ひと目で確認することが可能です。冊子やアプリのマップと照らし合わせながら、足を運んでみるとよいでしょう。
パリ・デザイン・ウィークで見つけたインテリアの特徴
パリ・デザイン・ウィークで見られた家具は、メゾン・エ・オブジェと同じく、白を基調としている傾向があります。ベージュや木材を組み合わせることで、温かみを感じさせるのもポイントです。
観葉植物や花瓶に生けた花々は、グリーンカラーで自然の要素を加えています。植物は白や木材を基調とした家具にもあわせやすいので、アクセントとして取り入れやすいでしょう。
パリの風景との組み合わせにも注目
パリ・デザイン・ウィークは市内でおこなわれているので、パリの美しい風景とインテリアを同時に楽しめるのも魅力です。店内からは、パリでの生活をイメージできるような風景が眺められます。
各店舗では、インテリアコーディネートの参考になるようなレイアウトが目立ちました。全体的に落ち着いた印象の家具が多いので、日本の住宅にもなじみやすい傾向があります。
また、和モダンな雰囲気の照明も見られました。パリでも、北欧と和を組み合わせたジャパンディスタイルのインテリアに注目が集まっていることが伺えます。
アートがインテリアの一部になっているのも、ヨーロッパらしい部屋のコーディネート方法。鮮やかなアートに落ち着きのある家具やインテリアを組み合わせると、まとまりのある部屋に仕上げられます。
▼「メゾン・エ・オブジェ」のトレンドについて詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
若手デザイナーが集まる会場の様子
パリの街中でおこなわれているパリ・デザイン・ウィークは、メゾン・エ・オブジェと同じく家具やインテリアのイベントです。メゾン・エ・オブジェと異なる点として、若手デザイナーが集まる展示会場もあります。
各ブースにはデザイナー本人が立っているので、作品のコンセプトやテーマなどを直接聞けるのもポイントです。メゾン・エ・オブジェと比較して、デザインとの距離が近いのもパリ・デザイン・ウィークの魅力といえます。
パリの街中にアーティスティックなインスタレーション作品も登場
パリデザインウィークでは、アーティストが手がけたアート作品も展示されていました。
ホテルの中庭には、ベッドルームを思わせる作品を展示。フランスらしい重厚感のある建物とカラフルなベッドスペースのコントラストで、アーティスティックな空間が演出されています。
また別のスペースには、木材でつくられたオブジェを展示。夢世界に誘い込むようなハンモックをイメージした、体を包み込むデザインの作品に仕上がっています。
またこちらのオブジェは、美術館の一角に展示されていました。空間は吹き抜けになっているので、オブジェに向かって天井から光が差し込みます。
歴史的なスポットにも、インスタレーション作品が展示されています。普段入れないスポットにアート作品が飾られているのも、パリ・デザイン・ウィークの特徴です。
こちらは、空間デザインを手がけるアーティストによるアート作品。光や反射をテーマに、中庭の様子が映し出されています。
また建物のなかにも、鏡を使った作品が飾られていました。異なる形の鏡を組み合わせた作品は、部屋にも飾りやすいデザイン性が魅力です。
子どもが楽しめる会場ある
パリ・デザイン・ウィークは、大人だけでなく子どもが楽しめる会場もありました。アートに触れる機会が多いヨーロッパらしい取り組みといえます。
会場内には、子ども用の遊び場を設置。フランスでは卓球が流行っているということもあり、子ども用の小さな卓球台が置いてありました。
子どもだけでなく、大人も夢中になってしまうような頭を使う作品も置いてあります。アートに触れることで、インスピレーションやイマジネーションも鍛えられるでしょう。
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まとめ
パリ・デザイン・ウィークは新作インテリアがいち早く見られることはもちろん、アートも楽しめるイベントです。パリを訪れるなら、9月に計画を立てるのもよいかもしれません。
RASIK LIFEでは、インテリアにまつわる海外のイベント情報も発信しています。最新のインテリアについて知りたい人は、今後もぜひチェックしてみてくださいね。