パリ開催の見本市「メゾン・エ・オブジェ2024」最新トレンドやカラーを分析!注目デザインの商品も紹介
「メゾン・エ・オブジェ」は、インテリアの最新トレンドがわかる世界的なイベントです。RASIK LIFEでは、9月5日からおこなわれた「メゾン・エ・オブジェ2024」を公式取材。最新のトレンドを調査しました。
本記事では、取材して分析したトレンド傾向と注目コレクションを紹介します。最新のインテリアトレンドを知りたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2023年にRASIKを運営する株式会社もしもへ入社後、『RASIK LIFE』編集長に就任。自身が持つ不眠症の悩みをきっかけに、寝具について学ぶ。睡眠検定3級。商品の企画・生産・品質管理・販売までを一貫しておこなっている会社の特徴を活かし、実際に商品をチェックしながら記事を作成。フォロワー数24万人超えのRASIK公式インスタグラムでは、商品のレイアウトなども公開中。
公式:インスタグラム
二級建築士・インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター資格を保有。2024年よりRASIK LIFE編集部に所属し、ライターとして家具やインテリアに関する記事執筆を担当。インテリアコーディネーターとして、コーディネートのアドバイスもおこなう。趣味は北欧家具やインテリアショップ巡り。
30周年を迎えた「メゾン・エ・オブジェ」
毎年1月と9月に開催される「メゾン・エ・オブジェ」は、2024年で30周年を迎えました。9月5〜9日におこなわれた今年は、宇宙をテーマにしたブースを展開。近未来的なデザインのインテリアもそろっていました。
会場には3000社以上の企業が集結し、新作発表の場にもなっています。インテリアの最新トレンドが見られるため、バイヤーやデザインも多く集まるイベントです。
▼「メゾン・エ・オブジェ」へのアクセス方法について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
最新のインテリアの注目カラーは「ホワイト」
今期のメゾン・エ・オブジェでは、ホワイトカラーを使った商品が多くみられました。見た目からソファの柔らかさが感じられるような丸みを帯びた商品も目立ち、使用感とデザイン性を両立している傾向があります。
また、アクセントとなるインテリア雑貨も比較的ホワイトカラーを基調としているのがポイント。自身の部屋をホワイトカラーで統一して仕上げると、トレンドを掴んだインテリアコーディネートができるかもしれません。
2024年注目の最新インテリアトレンド【商品別】
ここからは、メゾン・エ・オブジェで見つけた最新のインテリアトレンドを商品別にみていきましょう。
ソファの最新トレンド
まずは、ソファの最新トレンドから紹介します。
ソファの最新トレンド①背もたれはローバック仕様
メゾン・エ・オブジェに並んでいたソファは、背もたれが低い傾向がありました。背もたれが低いソファは、部屋に圧迫感を与えにくいデザインです。
部屋を広く見せるインテリアコーディネートは、2024年のポイントといえます。
ソファの最新トレンド②カウチタイプでくつろぎやすい
2024年のソファは、カウチタイプも目立ちました。海外ではくつろぎやすい部屋づくりを重視する傾向があるため、カウチタイプが今期も注目されていることがわかります。
またカウチソファは脚付きタイプよりも、直置きタイプが多く見られました。座面にも厚みがあり、高級感を与えるデザインです。
ソファの最新トレンド③異なるデザインのチェアを組み合わせる
インテリアのコーディネートは、ソファと異なるチェアを組み合わせている傾向がありました。色やトーンをあわせることで、統一感が生まれています。また、テーブルとチェアの脚の色をあわせているのもポイントです。
ベッドの最新トレンド
次に、ベッドの最新トレンドをみていきましょう。
ベッドの最新トレンド①ファブリック素材のヘッドボード
ベッドのトレンドは、ヘッドボードがファブリック素材であることです。ベッドによってデザインが異なるものの、共通していたのは背もたれとしても使えるデザインでファブリック素材をしていることでした。
2種類以上の枕を置くと海外風のベッドメイキングが可能です。シーツの色と枕の色を統一すると、海外のホテルに置いてあるようなベッドに仕上がります。
ベッドの最新トレンド②木製のヘッドボード
ヘッドボードは、木製の商品もありました。木製のヘッドボードは厚みがなく、見た目も特徴的です。デザイン性が高いので、ベッド周りをこだわりたい人にもおすすめの商品といえます。
枕は木材に近い色でまとめているのもポイントかもしれません。枕カバーの素材を変えると、季節感を出せます。
ベッドの最新トレンド③足元にフットベンチがある
海外風のベッド周りの仕上げ方として目立ったのが、フットベンチです。幅の狭いフットベンチを足元に置くだけで、ベッド周りにこだわりが出せます。
フットベンチは、サイドテーブルとして使用できるのも魅力。使い方の幅も広く、海外のような寝室に仕上げたい人におすすめです。
テーブルの最新トレンド
続いては、テーブルの最新トレンドを紹介します。
テーブルの最新トレンド①1本の脚で支えるデザイン
ダイニングテーブルは、丸いデザインに脚が1本の商品が目立ちました。見た目がすっきりしている点やデザイン性の高さに注目が集まっていることが伺えます。
カフェやレストランに置いてあるようなデザイン性で、コンパクトな仕様なのもポイント。またテーブルコーディネートとして、使用する食器もチェアの素材や色にあわせている傾向が見られました。
テーブルの最新トレンド②横長タイプも角のないデザイン
大人数で使用できるダイニングテーブルも、丸みを帯びたデザインが目立ちます。スクエアよりもオーバルタイプが今期のトレンドといえるでしょう。脚もすっきりとしたデザインが目立ち、重厚感が出にくいデザインか多いです。
テーブルの最新トレンド③オッドマンとしても使える仕様
ソファにあわせるテーブルは、オットマンとしても使えるようなファブリック素材もありました。
安定感を確保するために、皿やトレーを使用しているのも特徴。インテリア雑貨にこだわると、海外らしさが際立つテーブルのコーディネートができます。
チェア(椅子)の最新トレンド
最後に、チェアの最新トレンドを紹介します。
チェアの最新トレンド①異素材を組み合わせたデザイン性
チェアのトレンドは、異素材を組み合わせているのが特徴です。座面にファブリックやレザーを使用し、脚やアームに木材を使っています。
とくに木材を組み合わせた商品が目立ち、温もりを感じさせるデザインに仕上がっています。海外では、チェアを部屋のアクセントとして置く傾向があるのもポイント。部屋が殺風景に感じる場合は、デザイン性の高いチェアを部屋の隅に置くのもおすすめです。
チェアの最新トレンド②脚が伸ばせるオットマン付き
今期のチェアはソファと同じく、くつろぎやすさを重視していることもあり、オットマンと組み合わせた商品も目立ちました。
トレンドカラーであるホワイトカラーを使用し、脚を伸ばしてくつろげるデザインです。またオットマンは、テーブルとして使用するのも最新のトレンド。使い方の幅も広げられるので、チェックしておくとよいでしょう。
チェアの最新トレンド③囲み形のデザイン
デスクに使用するチェアのトレンドは、囲むようなデザインの背もたれが特徴。アームがなくても肘が置きやすいデザインで、リラックス感もあります。
また、レザーよりもファブリック素材の商品が目立ったのも今期のポイント。デスクも丸みを帯びている傾向があるので、フォルムに注目するとトレンドを掴んだ部屋づくりができるかもしれません。
▼「メゾン・エ・オブジェ」の様子について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
まとめ
2024年のインテリアは、丸みのあるデザインとホワイトカラーが目立ちました。今季は統一感を重視している傾向があるため、日本の住宅にも取り入れやすいかもしれません。
RASIK LIFEでは、今後もインテリアのトレンドを追っていきます。メゾン・エ・オブジェまでの行き方や会場内の様子も発信しているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。