世界三大家具見本市「メゾン・エ・オブジェ2024」現地レポ!テーマや2025年の予定も紹介
フランスの首都・パリでは、毎年1月と9月に「メゾン・エ・オブジェ」が開催されています。世界最高峰のインテリア見本市のひとつともいわれており、世界各国から家具やインテリアのバイヤーやデザイナーが集まるイベントです。
2024年9月5日から9日まで開催された「メゾン・エ・オブジェ」を、RASIKのスタッフが取材しました。本記事では2024年のテーマや会場までのアクセス方法、参加時の注意点を紹介します。さらに2025年の開催日も紹介するので、「メゾン・エ・オブジェ」が気になっている人はぜひ参考にしてみてください。
2023年にRASIKを運営する株式会社もしもへ入社後、『RASIK LIFE』編集長に就任。自身が持つ不眠症の悩みをきっかけに、寝具について学ぶ。睡眠検定3級。商品の企画・生産・品質管理・販売までを一貫しておこなっている会社の特徴を活かし、実際に商品をチェックしながら記事を作成。フォロワー数24万人超えのRASIK公式インスタグラムでは、商品のレイアウトなども公開中。
公式:インスタグラム
二級建築士・インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター資格を保有。2024年よりRASIK LIFE編集部に所属し、ライターとして家具やインテリアに関する記事執筆を担当。インテリアコーディネーターとして、コーディネートのアドバイスもおこなう。趣味は北欧家具やインテリアショップ巡り。
メゾン・エ・オブジェとはどのようなイベント?
「メゾン・エ・オブジェ(Maison&Objet)」は、フランスの首都パリでおこなわれるインテリアの見本市です。
イタリアの「ミラノサローネ」やドイツの「ケルン国際家具見本市」と並ぶ家具の三大見本市のひとつで、世界最高峰のインテリアとデザインのトレードショーとしても知られています。
各ブースではインテリアの最新商品が並び、今季のトレンドが学べるのも特徴。インテリアのバイヤーやデザイナーが多く集まるため、世界的に注目を集めるイベントです。
30周年を迎える2024年のテーマは「TERRA COSMOS(テラ・コスモス)」
1994年からスタートしたメゾン・エ・オブジェは、今年で30周年を迎えます。節目となる2024年のテーマは「TERRA COSMOS(テラ・コスモス)」。テクノロジーと自然の調和に加え、宇宙との結びつきやイマジネーションを掻き立てるデザインをしたインテリアがそろいます。
リサイクルでつくるインテリアや斬新なアイデアを用いた素材を使った家具など、近未来を思わせる商品が並ぶのもメゾン・エ・オブジェ2024の特徴です。
▼「メゾン・エ・オブジェ」のトレンドについて詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
メゾン・エ・オブジェの会場「PARIS-NORD Villepinte」
メゾン・エ・オブジェは、「PARIS-NORD Villepinte」といわれるイベント会場でおこなわれます。パリ市内から電車1本でアクセス可能で、所要時間も40〜50分ほどです。
またパリの玄関口となるシャルル・ド・ゴール空港の隣の駅にあるため、空港から直接アクセスすることも可能。空港付近にあるホテルを取って、会場に向かうのもよいかもしれません。
最寄駅から「PARIS-NORD Villepinte」までのアクセス方法
「PARIS-NORD Villepinte」へ行くために、「Chatelet Les Halles」という駅から乗車しました。「Chatelet Les Halles」は多数の電車が行き交う大きな駅であり、パリの中心にあります。
また「navigo」といわれる日本でいうPASMOのようなスマートカードを購入。カードに1日乗車券をチャージすると、乗り降りが自由です。ホテルの最寄りから1日乗車券を購入するのがよいでしょう。
PARIS-NORD Villepinteは、最寄駅の「Parc des Expositions」から出てすぐのところにあります。会場専用の駅のように会場付近に出口があるので、迷わずアクセスすることが可能です。
入り口でおこなわれる荷物チェック
会場の入り口では、荷物チェックがおこなわれます。スタッフは朝イチで到着したので、スムーズに荷物チェックが終わりました。
また飲み物や食べ物の持ち込みは可能なので、事前に購入しておくとよいかもしれません。とくに飲み物は会場内で購入すると、やや高めの値段なので市内で購入しておくのがおすすめです。
7つに分かれた会場
会場は、7つホールで成り立っています。どこから入場しても会場内でつながっているので、移動がしやすいです。
またインテリアや家具のほかにも、ファッションブースやキッチン用品ブースがあります。数多くの商品の新作が一度に見られるのもメゾン・エ・オブジェの醍醐味です。
会場の外には、「Maison&Objet」のロゴオブジェが飾られています。撮影スポットにもなっているので、記念に一枚撮影しておくのもよいでしょう。
インテリアのメイン会場はHall5
インテリアのメイン会場はHall5です。家具やインテリアはもちろん、家のなかに置くあらゆる商品がそろっています。
チケットは、基本的にオンラインで事前予約が可能です。早めに購入すると、通常料金よりも安い価格で買えるケースもあります。
また、会場でのチケット購入も可能。開催期間中なら、いつでもメゾン・エ・オブジェに参加できるのも魅力です。
会場の外は、室内通路でつながっています。参加した当日は雨が降ったり止んだりしていましたが、濡れることなく移動ができました。
メゾン・エ・オブジェ会場外の様子
会場の外にも、家具やオブジェが飾られているブースがあります。海外らしいデザイン性の高い家具が置かれており、撮影も可能です。
こちらのブースでは、今回のイベント限定のエコバッグを頂きました。会場内でもブースによってバッグやパンフレットを配っているので、ブースを回りながら会場でしか手に入らないグッズを集めるのもよいでしょう。
Hall5の入り口には、ルノーの新型EV「ルノー5 E-TECHエレクトリック」が飾られていました。
メゾン・エ・オブジェに参加する際の注意点
メゾン・エ・オブジェの会場は、基本的に撮影が禁止です。関係者やプレスで参加しない限り、会場内や商品を撮影することができません。
今回RASK LIFEでは、事前にプレス申請をおこないました。メディアに対する審査があった上で、無事に申請許可がおりました。
▼「メゾン・エ・オブジェ」の様子について詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
会場内ではアプリの使用がおすすめ
会場内にはいくつか地図があるので、自分の場所が確認しやすいです。ただし会場は非常に広いので、地図を見ても自分がどこにいるのかわからなくなるかもしれません。
メゾン・エ・オブジェには、アプリがあります。アプリを使用して、自分の場所や気になるブースを確認するのもよいでしょう。
次回のメゾン・エ・オブジェの開催日程
次回のメゾン・エ・オブジェの開催日程は、2025年1月16〜20日です。年に2回開催されているので、今回参加できなかった場合でも次回の予定を立てることができます。
メゾン・エ・オブジェの開催中は、パリ市内のホテルの値段が高騰しやすいです。早めにホテルやチケットを押さえておくと、滞在中のコストも抑えやすいかもしれません。
まとめ
本記事では、メゾン・エ・オブジェまでのアクセス方法や会場外の様子、参加時の注意点を紹介しました。会場内の詳しい様子は別の記事で紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
またRASIK LIFEでは、海外のインテリアトレンドを不定期で発信しています。海外のイベントやトレンド情報を知りたい人は、今後もチェックしてみてくださいね。