世界3大見本市「ミラノサローネ 2024」のインテリアトレンドを分析!デザイン・カラー・素材別で最新家具も紹介
「ミラノサローネ」は、その年のデザイントレンドが決まる祭典としても知られる世界最大の家具イベントです。本記事では、世界3大見本市でもあるミラノサローネを取材したRASIKスタッフが、2024年のインテリアトレンドを分析。
デザインやカラー、素材別で2024年に注目される最新家具を紹介するので、ぜひ家具選びの参考にしてみてください。
2023年にRASIKを運営する株式会社もしもへ入社後、『RASIK LIFE』編集長に就任。自身が持つ不眠症の悩みをきっかけに、寝具について学ぶ。睡眠検定3級。商品の企画・生産・品質管理・販売までを一貫しておこなっている会社の特徴を活かし、実際に商品をチェックしながら記事を作成。フォロワー数24万人超えのRASIK公式インスタグラムでは、商品のレイアウトなども公開中。
公式:インスタグラム
二級建築士・インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター資格を保有。2024年よりRASIK LIFE編集部に所属し、ライターとして家具やインテリアに関する記事執筆を担当。インテリアコーディネーターとして、コーディネートのアドバイスもおこなう。趣味は北欧家具やインテリアショップ巡り。
世界最大規模の国際家具見本市「ミラノサローネ」
「ミラノサローネ」は、世界最大規模ともいわれる国際的な家具見本市です。毎年4月の火曜日〜日曜日の6日間におこなわれるイベントで、世界中からデザイナーやディーラーが集まります。
会場内では、ブランドごとにその年のトレンドとなる家具を展示。デザイントレンドが決定するといわれており、家具ブランドにとってもっとも大きなイベントといえます。
▼「ミラノサローネ」の様子について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
ミラノ市内では「フォーリサローネ」も開催
ミラノサローネがおこなわれる6日間は、ミラノ市内でも「フォーリオサローネ」といわれる家具の展示イベントが開催。「ミラノサローネ」と「フォーリオサローネ」を総称して「ミラノ デザイン ウィーク」といわれています。
ミラノサローネでは、基本的に会場内の撮影が不可。FLA Eventiプレス事務局が認可したカメラマンのみ撮影が許可されています。
ミラノ デザイン ウィーク中に展示される家具を写真に残したい人は、フォーリオサローネへの参加がおすすめです。ただし、ブランドによっても撮影条件を出しているケースがあるので、必ず撮影許可をとってから写真を撮るようにしましょう。
▼「フォーリオサローネ」の様子について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
2024年のインテリアトレンドを分析
ミラノ市内で開催されているフォーリオサローネでは、ミラノサローネに出展しているブランドの展示もあります。
ミラノサローネで目立ったインテリアトレンドも、街中で見つけられました。ここからは、ミラノ デザイン ウィーク全体をとおして目立ったインテリアトレンドを紹介します。
インテリアトレンド①丸みのあるフォルムのソファ
2024年のインテリアは、ソファを中心に丸みのあるフォルムが多い印象です。角がなく、見た目からも心地よく使用できそうな雰囲気のインテリアがそろっています。
またソファの座面の奥行きは深めにつくられており、座ると足が自然と上がる商品も多いです。
さらにオットマンが付いたソファも多く、リラックス仕様につくられている傾向があるのもポイント。異質な素材を組み合わせるよりもひとつの素材でつくられているケースも目立ちました。
インテリアトレンド②淡いカラー
インテリアのカラーは、淡い色が多い傾向にあります。白やくすみピンク、ミントグリーン、ベージュといった春を感じる色味が多いです。
季節的にも非常にマッチしており、主張しすぎないトーンをおさえたインテリアがそろっています。
また色味をおさえたソファやベッドに対して、クッションのカラーをアクセントにしているのもポイント。敢えてベーシックなカラーのインテリアを選び、クッションなどで個性を出している様子です。
▼「 ミラノサローネ」のトレンドカラーについて詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
インテリアトレンド③素材はファブリック
インテリアに使用されている素材は、ファブリックが多いです。インテリアのフォルムやカラーが主張しすぎないので、部屋になじみやすい素材が目立ちます。
また起毛タイプのファブリック素材も多く、素材で個性を出すのもよいでしょう。
ソファのデザインは高さをおさえたロータイプで、床に直接置くタイプがそろっています。幅の広いつくりをしたインテリアが多いものの、ファブリック素材を使っているので重く見えないのも注目ポイントです。
「ミラノ デザイン ウィーク」の楽しみ方
実際に展示されている多くの家具やインテリアは、実際に座ったり触ったりできる商品が多いです。そのため、素材や使用感を体験しながらインテリアを見て回るとよいでしょう。
またブランドによっては、ラウンジを設けているケースがあります。
商品に座りながら、飲み物やスイーツを頂くのもおすすめです。
見物するだけでなく、実際に触れられるのもミラノ デザイン ウィークの楽しみ方といえます。
まとめ
2024年のインテリアトレンドの傾向は、リラックス感やくつろぎやすさを重視した商品が目立ちました。とくにソファが多い印象で、見た目からも使用感が伝わるデザインがそろいます。RASIK LIFEでは、ミラノサローネやフォーリオサローネの様子も発信しているので、ぜひあわせてチェックしてみてくださいね。