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シンプルでおしゃれな部屋作りのコツとは?神戸電子専門学校 建築インテリアデザイン学科 吉岡 健先生にインタビュー!

シンプルでおしゃれな部屋作りのコツとは?神戸電子専門学校 建築インテリアデザイン学科 吉岡 健先生にインタビュー!
2025年4月04日

シンプルな暮らしをしたいと考えていても、思うように進まず悩んでいる人もいるのではないでしょうか。ミニマリストを目指す際、どのような家具に買い替えるべきかわからない人もいるかもしれません。

今回は、住宅建築やインテリアデザインを教える神戸電子専門学校 建築インテリアデザイン学科の吉岡 健(よしおか たけし)先生にお話を伺いました。

目次

監修者
『RASIK LIFE』編集長
工藤 智也

2023年にRASIKを運営する株式会社もしもへ入社後、『RASIK LIFE』編集長に就任。自身が持つ不眠症の悩みをきっかけに、寝具について学ぶ。睡眠検定3級。商品の企画・生産・品質管理・販売までを一貫しておこなっている会社の特徴を活かし、実際に商品をチェックしながら記事を作成。フォロワー数50万人超えのRASIK公式インスタグラムでは、商品のレイアウトなども公開中。公式YouTubeにて、くらしに役立つ情報も配信中。
公式:YouTube
公式:インスタグラム

家を建てることで暮らしを少しだけ豊かにする

建築設計に興味を持ったきっかけを話す吉岡さんの写真

―本日はよろしくお願いいたします。まずは、建築設計に興味を持たれたきっかけを教えてください。

吉岡 健さん(以下、吉岡):子どものころは、漠然と「絵を描くことを仕事にしたい」と考えていました。しかし、本当に絵描きの仕事で食べていけるのか不安になり、絵に関する仕事を調べていくなかで、建築業界の存在を知ったのが設計に興味を持つきっかけです。(現在、建築業界ではCADによる図面作図が一般的ですが、当時はまだまだ手書き図面が主流でした)図面や建築パースを描きながら手に職をつけられる建築業界に魅力を感じて工業高校へ進学し、建築を勉強しはじめました。工業高校を卒業後は、大学の建築学科から大学院へ進み、卒業してからは設計事務所で住宅設計等を手がけました。

設計の仕事をするなかで感じたのは、「家を建てると、住む人の生活が変化する」ということです。設計した家に引越した施主さんから「毎日発泡酒を飲んでいたけれど、新居からの眺めがいいので週2回ワインを飲むようになった」と言われた際に、家には日々の生活の暮らしや、考え方を少しだけ変える力が備わっているのかもしれないと感じました

「旅行に行って帰ってくると、家が1番落ち着く場所だと気づきます」という話を施主さんから聞くと、その家を設計してよかったなと嬉しい気持ちになりますね。

表現方法や発見を重視したカリキュラム

神戸電子専門学校の教室の写真

―神戸電子専門学校の建築インテリアデザイン学科の特徴を教えてください。

吉岡:神戸電子専門学校には建築デザインとインテリアデザインの2コースがありますが、どちらのコースも設計系の授業で3次元CADを活用しています。

建築業界もインテリア業界も、最終的にはデザインしたものが立体になる業界です。「こんなデザインの住宅を設計したい」、「こんなインテリアはどうだろう?」と考えてみても、それを正確に把握するには2次元の図面だけでは限界があります。

そこで、頭のなかで考えたことを形にする方法として3次元CADを学習し、立体的な設計・デザインによる表現を身につけられるよう指導しています

立体物を平面的に表現する、平面から立体をデザインするといったスキルは、本来であれば多くの時間をかけて身につける技術です。しかし、3次元CADを活用すれば頭のなかのイメージをスムーズに形にできます。また、3次元CADは材料や照明器具の明るさ等を簡単に変えることができるので、デザインだけでなく質感にもこだわることが可能です。授業を通して、学生たちも楽しみながら効率よく設計やデザインを学べているのかなと感じます。

一方で学生からは「私はセンスがないので、授業についていけるか不安」という相談を受けることがあります。その際、私はまず設計の第一段階である「条件を整理して形にすること」を意識してほしいと話しています。

私は「さまざまな条件を整理しカタチにすること」が建築設計だと考えています。たとえば住宅を設計する際は、日当たりや家族構成、法律や予算などさまざまな条件が関係してくると思います。その条件を整理しつつ、施主の理想をカタチにしていくのが設計という仕事だと私は考えています。

また、勉強を通して暮らしの解像度が上がっていくのも建築やインテリアの面白い点です。たとえば、床と壁の境目にある木製の部分は巾木(はばき)と呼ばれていて、床掃除の際に壁に傷が付かないように設けられています。普通に生活していると、巾木という言葉すら知らない人も多いと思います。私は「学生が普段の生活で気にしていないようなことでも、建築設計を学んでいると気づけるようになる」授業を意識していますね

家具選びからこだわったミニマムな暮らし

家具選びについて話す吉岡さんの写真

―自宅のインテリアを考える際はどのようなことを考えていますか?

吉岡:私の場合、自宅のインテリアは基本的に妻と一緒に考えているのですが、「ミニマムな生活」を意識したいとふたりで話しています。一時期、家族でキャンプに行くことが多かったのですが、「キャンプ場に持っていける家具だけで暮らしてみるのも面白いかもしれない」と考えたこともありました。

現在も極力1ヶ所に据え置くような家具は選ばず、フレキシブルに使える家具を選んでいますね。たとえば、私の部屋に置いてある机は、折りたたみ式の脚部に天板を組み合わせたものを使っています。省スペース性を重視しつつ、天板の素材にもこだわったお気に入りの家具です。

シンプルさとおしゃれさを両立させるコツ

インテリアテイストについて話す吉岡さんの写真

―シンプルでおしゃれな暮らしをするためのポイントを教えてください。

吉岡:シンプルさとおしゃれさを両立させるには、インテリアのテイストを意識することが大切です。たとえば、モダンなテーブルとナチュラルな椅子の組み合わせは、ちぐはぐな印象を与えます。部屋の家具の色味をすべて合わせるのは難しいかもしれませんが、テイストの統一感は意識したほうがよいでしょう。

また、家具を選ぶ前には「その空間をどのように使いたいか」をイメージするのがおすすめです。私も最近「カフェのような空間を作りたい」と考え、ダイニングセットをL字のコーナーソファとテーブルに買い替えました。使い方をふまえて家具を選ぶと、失敗しづらくなると思います。

価格帯とデザインの幅広さがRASIKの魅力

RASIKのダイニングセットの画像

―RASIKの第一印象を教えてください。

吉岡:子どもから大人まで使えるデザインの多様さと価格帯の幅広さから生まれる選択肢の多さが魅力だと感じました

また、検索画面に商品のカラーバリエーションがわかりやすく表示されていて、選びやすい点も嬉しいですね。コーディネートをまとめたページも用意されているので、部屋のテイストや使い方から家具を選びたい人にも便利だと思います。インテリアについて考えはじめたばかりの人が家具を探しやすいよう配慮されていると感じました。

勉強を通じて建築やインテリアの楽しさを見つけてほしい

一言メッセージを話す吉岡さんの写真

―最後に、建築・インテリア業界を目指す人へのメッセージをお願いします。

吉岡:建築やインテリアは衣食住の「住」を担う、人間が生活していく上で欠かせない業種です。最近は建築・インテリア業界ともに人手不足が問題になっていますが、一方で技術と知識を身につければ、長く活躍できる業界だと学生には話しています。

また、お客さんと直接やり取りができるのも建築業界の特徴のひとつです。大変なこともやりがいも、直接受け止められるのは大きな魅力だと思います。

仕事は大変ですが、それを乗り越える魅力や楽しさを見つけて、長く頑張って欲しいと願っています。私も20年間建築業界に携わって、さまざまな建築の楽しさを見つけてきました。学生にも授業を通して、建築やインテリアのやりがいや楽しさを見つけてもらえたら嬉しいです

―素敵なメッセージをありがとうございます。本日はお時間をいただき、ありがとうございました。

神戸電子専門学校 建築インテリアデザイン学科 吉岡 健先生】
一級建築士。大阪府出身。「手で何か描く仕事がしたい」という思いから、手書きの建築図面や建築パースの制作といった仕事を知り、工業高校の建築学科へ入学。大学卒業、大学院修了後、設計事務所に勤務。設計業務に携わりながら、建築系専門学校で非常勤講師にも従事し、「建築やインテリアをデザインすることの楽しさを伝える」ことに強くやりがいを感じ、神戸電子専門学校 建築インテリアデザイン学科の教員として入職。