オランダの祭典「ダッチ・デザイン・ウィーク2024」の家具を分析!北欧インテリアも紹介
オランダのアイントホーフェンでは、毎年10月に「ダッチ・デザイン・ウィーク」が開催されています。北ヨーロッパ最大のデザインの祭典では、クリエイティブな家具やインテリアを展示。
2024年10月に開催された「ダッチ・デザイン・ウィーク2024」をRASIKのスタッフが取材してきました。イベントで注目のインテリアを分析して紹介します!
2023年にRASIKを運営する株式会社もしもへ入社後、『RASIK LIFE』編集長に就任。自身が持つ不眠症の悩みをきっかけに、寝具について学ぶ。睡眠検定3級。商品の企画・生産・品質管理・販売までを一貫しておこなっている会社の特徴を活かし、実際に商品をチェックしながら記事を作成。フォロワー数24万人超えのRASIK公式インスタグラムでは、商品のレイアウトなども公開中。
公式:インスタグラム
二級建築士・インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター資格を保有。2024年よりRASIK LIFE編集部に所属し、ライターとして家具やインテリアに関する記事執筆を担当。インテリアコーディネーターとして、コーディネートのアドバイスもおこなう。趣味は北欧家具やインテリアショップ巡り。
クリエイティブなデザイン家具がそろう「ダッチ・デザイン・ウィーク」
「ダッチ・デザイン・ウィーク」は、オランダのアイントホーフェンで開催される北ヨーロッパ最大のデザインの祭典です。街一帯が会場となり、100を超える企業やデザイナーが手がけた革新的な作品をさまざまな場所で間近に見られるのが魅力。
ダッチ・デザイン・ウィークで展示されるのは家具やインテリアをはじめ、建物やアートなど多岐にわたります。作者の個性的な発想によって生み出された作品は、クリエイティブな展示物ばかりです。
サーキュラーデザインの家具やインテリアも展示
ダッチ・デザイン・ウィークの特徴は、サーキュラーエコノミーを取り入れたデザインが多いこと。家具やインテリアにも循環的な発想を取り入れており、環境に配慮したイベントとして開催されているのもポイントです。
とくにオランダをはじめとするヨーロッパではエコに対する意識が高く、環境に優しい取り組みを日常的におこなっています。廃棄物を使用し、クリエイティブな発想で生み出された作品は、家具やインテリアの最新トレンドにもなるかもしれません。
▼ダッチ・デザイン・ウィークの会場の様子について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
「ダッチ・デザイン・ウィーク2024」の家具分析
ここからは、2024年開催のダッチ・デザイン・ウィークに展示された家具やインテリアを紹介します。
木材を使った椅子や1人掛けソファ
ダッチ・デザイン・ウィーク2024に展示された椅子やソファは、木材を使用した作品が多い印象です。明るい色の木を使った椅子やソファが目立ち、ディティールも細かい傾向があります。
椅子は座面のデザイン性が高く、インテリアのアクセントにもなるでしょう。椅子はアートを置いたりインテリア雑貨を飾ったりして使用すると、シンプルな部屋でもこだわりのスペースをつくれるのでおすすめです。
丸みのあるデザインが特徴の1人掛けのソファにも、明るい色の木材を使用。家具やインテリアは部分的に木を使用すると、デザイン性の高い商品でも日本の住宅になじみやすくなります。
椅子はステンレス製のモダンなデザインにも注目
椅子は木材を使った作品だけでなく、ステンレス製の作品も多くありました。木製の椅子に比べて、無機質でモダンな雰囲気を感じさせます。
全体的にデザイン性が高く、黒やグレーなど無彩色のインテリアとの相性がよいでしょう。
また作品によっては、ファブリック素材と組み合わせた椅子もあります。実用性も加味し、デザイン性との両立がされている点も魅力です。
テーブルは曲線を活かした変形型
テーブルは、曲線を活かした変形型の作品が目立つ印象です。テーブルサンゴのような曲線がインテリアのデザイン性を高め、個性的な部屋に仕上げやすくなります。
低めのローテーブルであればカラフルなデザインでも、インテリアのアクセントとして取り入れやすいでしょう。また木の板を天板として置き、脚としてテーブルを利用するのもおすすめです。
石目調のデザインが魅力のテーブル
大理石などの石目調のデザインも、ダッチ・デザイン・ウィークで目立ったインテリアです。
天然石の自然な色味や柄を活かしたテーブルは、同じ柄がひとつとしてないのが特徴。天然石はくすんだ色味をしているので、色を活かした使ったインテリアよりも落ち着きがあります。そのため、日本の住宅にも取り入れやすいでしょう。
デザイン性と落ち着きを両立したインテリアを探している場合は、石目調の商品に注目してみるのもおすすめです。
センスアップした部屋に仕上げやすいテーブルランプ
テーブルランプも、デザイン性が高い作品が多く見受けられました。テーブルランプはインテリア雑貨として取り入れやすく、部屋に彩りや個性を出しやすいのがポイント。コンパクトな商品であれば置きやすいです。
ランプのデザインにこだわるだけでなく、素材に注目するのもおすすめ。同じデザインでも、ランプの傘に使用する素材が異なるだけで印象も異なります。
まとめ
ダッチ・デザイン・ウィークでは、デザイン性にこだわった家具やインテリアが目立ちました。また木材や大理石など天然素材にこだわる傾向があるため、今季の家具類は自然そのままの木目・石目を活かした商品に注目してみるのもよいでしょう。RASIK LIFEでは、今後もヨーロッパの家具を中心にさまざまな取材レポートをお届けします!
家具のトレンド情報やインテリアコーディネートの参考になるポイントも発信するので、ぜひチェックしてみてくださいね。