ピロートップとは?ユーロトップとの違いや商品のメリットとデメリットを解説
マットレスを選ぶ際に「ピロートップ」という単語を見かけて、どのような商品なのか気になっている人もいるのではないでしょうか。ピロートップはベッドパッドやユーロトップと同じくマットレスの上に付属する寝具ですが、寝心地や縫い付け方に違いがあります。
そこで本記事では、ピロートップの概要やユーロトップ・ベッドパッドとの違いを解説します。寝心地を変えられる薄型マットレスも紹介しているので、マットレスの寝心地を変えたい人はぜひ参考にしてみてください。
2023年にRASIKを運営する株式会社もしもへ入社後、『RASIK LIFE』編集長に就任。自身が持つ不眠症の悩みをきっかけに、寝具について学ぶ。睡眠検定3級。商品の企画・生産・品質管理・販売までを一貫しておこなっている会社の特徴を活かし、実際に商品をチェックしながら記事を作成。フォロワー数24万人超えのRASIK公式インスタグラムでは、商品のレイアウトなども公開中。
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二級建築士・インテリアコーディネーター・カラーコーディネーター資格を保有。2024年よりRASIK LIFE編集部に所属し、ライターとして家具やインテリアに関する記事執筆を担当。インテリアコーディネーターとして、コーディネートのアドバイスもおこなう。趣味は北欧家具やインテリアショップ巡り。
- 高密度ウレタンを使った薄型マットレス
- コイルの感触を抑えやすい高反発ウレタン
- ¥6,480~ (税込)
ピロートップ付きマットレスとは?
ピロートップとは、マットレスの表面に縫い付けられたクッション部分のこと。マットレスの肌触りや寝心地を向上させるために付けられていて、ホテルの客室用マットレスをはじめとした高級マットレスに見られる仕様です。
ユーロトップとピロートップの違いとは?
ユーロトップ仕様のマットレスは、マットレス表面にクッションを重ね、その縁を縫い合わせて一体化した商品です。
ユーロトップとピロートップは、クッションの素材自体に大きな違いはありません。クッションの縫い付け方に違いがあり、上から縫い付けるような付け方になっているのがピロートップ、一体化するように縁を縫い合わせているのがユーロトップです。
ベッドパッドとピロートップの違いとは?
ベッドパッドは、マットレスの上に敷いて使う別売りの薄型パッドのこと。敷くことで寝心地を変えられるほか、就寝時の皮脂やフケなどの汚れからマットレスを守るためにも使われます。
ベッドパッドは、マットレスに縫い付けられているピロートップと異なり取り外せるのが特徴。経年劣化やニオイが付いてしまった際も買い替えられるので、気軽に使えるのがメリットです。
▼ベッドパッドについて詳しく知りたい人は、以下の記事もあわせて読んでみてください。
ピロートップの寿命
ピロートップには綿やウレタンフォームが使われており、コイルが使われているマットレス本体よりも寿命が短いです。そのため、マットレスが寿命を迎える前に寝心地が悪くなる可能性があります。ピロートップを長く使いたい人は、ウレタンフォームを使った商品がおすすめです。
ピロートップのメリット
ピロートップ付きマットレスは、綿やウレタンフォームによるふんわりとした寝心地がメリット。バネを敷き詰めたコイルマットレスの場合は、ピロートップにより本体内部のコイルの感触を軽減できます。
また、マットレスにボリュームが生まれるため、横向きに寝やすいのもメリットのひとつ。一般的なマットレスでは、肩や腰周りに重みが集中しマットレスが沈み込んでしまいます。ふんわりとした寝心地のピロートップ付きマットレスなら、沈み込みを柔らかく受け止められるので、無理のない姿勢で寝ることが可能です。
ピロートップのデメリット
ピロートップはマットレス本体に縫い付けてあるため、マットレスから取り外せません。マットレスに厚みが出るため使えるシーツが限定される点はデメリットと言えます。また、ピロートップが付いているぶんマットレスが重くなるため、引っ越しでマットレスを運搬する際に苦労するかもしれません。
ピロートップはどのような人に必要?
ピロートップ付きマットレスは包み込むような寝心地なので、横向きに寝る人におすすめ。腰や肩周りの負担を抑えやすく、寝苦しさの軽減につながります。また、ピロートップは寝心地を向上させるだけでなく、その見た目から寝室に高級感を出しやすいのが特徴。高級ホテルのようなテイストの寝室を作りたい人にもおすすめのマットレスです。
ピロートップの選び方
続いては、ピロートップを選ぶ際のポイントを3点を解説します。
選び方①ピロートップが付いている面の数
マットレスのなかには、両面にピロートップが付いている商品があります。マットレスは同じ面で使い続けると腰や肩周りのスプリングが劣化しやすく、長く使うには面の入れ替えが必要です。両面にピロートップが付いているマットレスなら、スプリングの摩耗を分散させつつ、変わらない寝心地で眠れます。
一方で、両面にピロートップが付いているマットレスは、片面仕様のマットレスと比較して高価な商品が多いです。費用面を抑えつつピロートップを使いたい人は、片面仕様の商品を検討するとよいでしょう。
選び方②ピロートップの厚さ
ピロートップ部分の厚みがあるほど、ふんわりとした寝心地で眠れます。一方で、ピロートップが厚いほどマットレスの重量が重くなる点には注意しましょう。ベッドフレームの耐荷重に不安がある人、模様替えの予定がある人は、薄めのピロートップを選ぶのがおすすめです。
選び方③抗菌や防臭効果の有無
ピロートップは取り外せないため、皮脂や汗の手入れがしにくい点に注意が必要です。長く使い続けた際は、菌や臭いへの対策が必要になるかもしれません。
マットレスには、抗菌・防臭加工をおこなっている商品があります。汗をかきやすい人や子どもと一緒に寝る人は、抗菌や防臭加工の有無で選ぶのがおすすめです。
別売りのピロートップはある?
ピロートップはマットレスの付属部分を指しますが、ピロートップで用いられている素材を使った薄型ベッドパッドが「別売りピロートップ」として販売されていることがあります。使っているマットレスにピロートップを付けたい人は、ベッドパッドと併せて検討してみるとよいでしょう。
ピロートップのように使える薄型マットレスやトッパーを紹介
ここからは、ピロートップのように寝心地を変えられる薄型マットレスやマットレストッパーを紹介します。
商品画像 | 商品名 | 価格 | サイズ |
---|---|---|---|
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国産 3次元樹脂 ボンネルコイルマットレス
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¥48,980~
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シングル,セミダブル,ダブル
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高密度低反発マットレス単品
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¥6,480~
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シングル
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各商品の人気の理由やレビューを見ていきましょう。
国産 3次元樹脂 ボンネルコイルマットレス
マットレスとトッパーがセットになった国産ボンネルコイルマットレスです。ボンネルコイルマットレスで硬めの寝心地に仕上げるとともに、トッパーには通気性と反発力に優れた素材を使用しています。コイルの感触を抑えるためにピロートップを検討している人におすすめの商品です。
「国産 3次元樹脂 ボンネルコイルマットレス」の人気の理由
①
マットレスとトッパーがセットになった商品です。
②
トッパーには一般的なウレタンよりも通気性に優れた素材を使用しています。
③
トッパーには高反発な素材を採用。一か所に負担がかかりにくいのが特徴です。
④
マットレスにはメッシュ生地を採用し、通気性に配慮しています。
「国産 3次元樹脂 ボンネルコイルマットレス」のレビュー
レビューはまだありません。
高密度低反発マットレス単品
国産の高密度ウレタンを使った薄型マットレスです。ピロートップのように、マットレスの上に重ねて使用できます。反発力のあるウレタンが体にフィットし体圧を分散してくれるので、肩や腰への負担を減らしやすいのが特徴です。
「高密度低反発マットレス単品」の人気の理由
①
マットレスは抗菌加工されており、カバーも洗えて手入れしやすいです。
②
リバーシブル仕様の専用カバーがついています。季節や好みに合わせて使い分け可能。
③
敷布団にプラスしたり、床に直敷きしたりとさまざまな使い方ができます。
④
セット購入できる低反発ウレタンチップ枕は、枕や頭、首の形状に合わせて体圧分散してくれます。
「高密度低反発マットレス単品」のレビュー
- レビュー
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匿名
カバーに毛玉ができる
このマットレスにして、起床時の腰や肩の痛みなくなった。しかし、カバーについて、夏用のメッシュの面は問題がないが、もう一面に毛玉ができる。匿名腰痛が治まりました(^^)
お値段もお手頃だったので、半信半疑で注文しましたが、腰の沈みがなくなり起きた時に腰が痛く無くなりました。購入して良かったです。シングルサイズしか無かったのが残念で星4つです。
まとめ
本記事では、ピロートップの概要やユーロトップ・ベッドパッドとの違いを解説しました。ふんわりとした寝心地が特徴のピロートップは、マットレス内部にあるコイルの感触を軽減させたい人におすすめです。
また、マットレスの寝心地を変えたい人はピロートップだけでなくベッドパッドや薄型マットレスも検討するとよいでしょう。記事内で紹介した薄型マットレスも参考に、自分に合う寝心地の商品を選んでみてください。
よくある質問
- ピロートップとはなんですか?
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マットレス表面に縫い付けられたクッション部分のことです。
>>ピロートップの解説はこちら - ピロートップのメリットはなんですか?
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クッションの上に寝転がるので、マットレス内部のコイルの感触を軽減できるほか、ふんわりとした寝心地で横向きに寝やすいというメリットもあります。
>>ピロートップのメリットはこちら