ケーブル収納ボックスの企画者を取材!おすすめポイントや開発秘話も紹介
RASIKの商品の中には、ベッドやソファ以外にもさまざまな家具やインテリアがあります。なかでもお手頃な価格で手に取りやすく、さまざまな年代から人気を集めている商品がケーブル収納ボックスです。部屋をちょっとおしゃれに仕上げてみたい人や生活感が出てしまう家電などの配線ケーブルを隠したいと考えている人にピッタリな商品です。
今回は、RASIKのケーブル収納ボックス『Nelio ネリオ』を企画・開発した商品企画担当のKAさんに、商品の特徴やこだわり、制作秘話などをお話を伺いました。
2023年にRASIKを運営する株式会社もしもへ入社後、『RASIK LIFE』編集長に就任。自身が持つ不眠症の悩みをきっかけに、寝具について学ぶ。睡眠検定3級。商品の企画・生産・品質管理・販売までを一貫しておこなっている会社の特徴を活かし、実際に商品をチェックしながら記事を作成。フォロワー数24万人超えのRASIK公式インスタグラムでは、商品のレイアウトなども公開中。
公式:インスタグラム
- 収納したいものに合わせて選べる4タイプ
- 部屋に馴染みやすいカラーの7色展開
- ¥3,480 (税込)~
4タイプの7色カラーを展開
工藤:本日はありがとうございます。まずは、商品の特徴について教えてください。
KAさん(以下、KA):ケーブル収納ボックス『Nelio ネリオ』は、レギュラータイプ・大容量タイプ・角置きタイプ・卓上タイプのシリーズ商品です。自分の生活スペースにあわせて、好きなサイズの商品を選んで購入できるようになっています。カラーは7色展開しており、グレージュ・ヴィンテージナチュラル・ブラウン・ブラック・ホワイト・ストーングレー・チークウッドの中から選べます。
レギュラータイプ
KA:レギュラータイプは、部屋の中でごちゃついてしまう家電などの配線をすっきり収納できます。タップ収納の箇所はフラップ扉で開く仕様になっており、下の段にはWiFiルーターの収納も可能です。
大容量タイプ
KA:大容量タイプは、レギュラータイプのサイズ違いの大きさになっています。大きなサイズのルーターにも対応しているので、周辺機器が大きめな人におすすめの商品です。
角置きタイプ
KA:角置きタイプは、コンセント付きの隠せる収納商品です。コードの収納感をなくし、コンセント付きのサイドテーブルにもなるように設計しています。また、角置きタイプは被せるだけで置けるため、手間がかからずケーブル収納できるのが特徴です。
卓上タイプ
KA:卓上タイプは、TV台の上やデスクの上など、ちょっとしたスペースに置けるタイプです。ポイントは、カラフルな家電機器などが部屋の中に見える違和感を解消できます。また、横にしても使用できるので、置き方にもこだわれる設計です。
デッドスペースの有効活用
工藤:ケーブル収納ボックスのおすすめなポイントはありますか?
KA: おすすめなポイントは、とにかくケーブル系のごちゃごちゃを隠せることです!シリーズの全4種類すべての商品が天板にものを置けるので、デッドスペースになりにくく、使い勝手も良いです。
気になるごちゃつきを隠したい気持ちから生まれた商品
工藤:どうしてこの商品を作ろうと考えたのですか?
KA:もともとは私のデスクやテレビまわりなど、電源タップを設置している箇所が多く、ごちゃごちゃしているのを隠したいと思ったからです。
自宅で使用している電源タップのサイズ基準をもとにレギュラータイプを開発しましたが、その後「もっと幅の広いタップが置けると嬉しい」「高さのあるルーターも置きたい」などのご意見を受け、大容量タイプを開発しました。大容量タイプは、ほんとに結構大きいです(笑)。
RASIKの商品はベッドが人気なので、初めは3色展開だったところを、ベッドのカラー展開に合わせて7色まで増やしています。
角置きタイプは「レギュラータイプや大容量タイプだと電源タップを棚の穴に通したりするのが手間かもしれない」「意外と組立もめんどくさいかもしれないな」という気持ちから「もっと簡単にごちゃごちゃを隠せる仕様」をコンセプトに開発しました。
また私の持っているゲーム機の色がカラフルで、その色が部屋の中で浮いてしまうのが気になり、隠したいと思って生まれたのが卓上タイプです。卓上タイプは、私と同じようにゲームをする女性にもおすすめです。
試行錯誤を繰り返して誕生
工藤:制作秘話や苦労した部分があれば教えてください。
KA:苦労したのは、レギュラータイプと大容量タイプに使用しているマグネットの磁力の部分でした。どちらの商品も磁石が片側にしかついていないのですが、初めはバランスのいいように両側についている仕様だったんです。
しかし、手配できる磁石の磁力が強すぎて、両側につけると扉を開くのに力がいるということが判明してしまいました。磁石の取付位置を変えてみたり、別の磁石に変更してみたりと試行錯誤を繰り返した結果、いまの形に落ち着きました。
また、大容量タイプのサイズ調整もギリギリまで悩みました。収納スペースの中にいれたいものを全部入れられる規格にしようとしたので、ファーストサンプルはサイズがとても大きく圧迫感がすごかったです。大容量タイプに関しては、「幅を5センチ変えた場合」「奥行きはレギュラータイプと同じ場合」「高さをとても高くした場合」などサンプルを多く作りました。
名前の由来はフィンランド語
工藤:商品の名前にはどのような由来があるのでしょうか?
KA:シリーズ名の「Neliö(ネリオ)」はフィンランド語で「四角」の意味です。「ごちゃごちゃを隠す四角い箱」の意味を込めて名付けました。
高級感のある見栄えを意識
工藤:どのような点にこだわって開発されたのでしょうか?
KA:シリーズを通して、高級感が出るように板の厚みはそこまで薄くしていません。板に厚みがあると少し重くなってしまいますが、見栄えにも少し高級感が出るようにこだわりました。外からネジが見えない設計になっており、カラーもインテリアになじみやすい単色にしています。
「隠す収納」といっても、ボックス自体は購入してくださった方の部屋の目に入る場所に置くと思います。その際に、生活感を見せないように少し高級感も出しつつ、すっきりした部屋づくりをお手伝いできたら嬉しいです。
一人暮らしやズボラな人にこそおすすめ
工藤:商品はどのような方におすすめですか?
KA:レギュラータイプは一人暮らしの方にちょうどいいサイズだと思います。幅のあるタップや高さのあるルーターを隠したい方には、大容量タイプがおすすめです。
また、角置きタイプはシリーズの中で組み立てが1番簡単な仕様になっています。組み立てに慣れていない人でも、10分程度で組み立てられます。使い方も気になる場所にかぶせるだけなので、手軽に覆って隠したいと考えている方におすすめです。ただし、すべてを覆ってしまうので、スイッチのオンオフができる電源タップを隠すのには不向きかもしれません。オンオフする電源タップに関しては、角置きタイプの天板にコンセントが付いているのでそちらで対応可能です。
ちょっとしたスペースでも使いやすい
工藤:どのような使い方ができるのでしょうか?
KA:私自身、レギュラータイプはデスクの下で使用し、天板にティッシュ箱を置いていました。ちょうど手の届く高さに天板があり、使いやすいのでおすすめです。基本的な使い方としては、ルーター近くやテレビ横が多いと思います。
個人的には卓上タイプがお気に入りで、足元やテレビ裏、炊飯器の横などちょっとしたスぺースに取り入れています。
魅力的なアイデアはどんどん形にしていく
工藤:商品をより良くするために今後の新しいアイデアや取り組みなどはなにかありますか?
KA:マグネットの取り付けについて、現在ネジで固定する仕様で、少しやりにくいとの声をいただいています。この取り付けをもっと簡単にできないか、仕様改善を検討中です。購入していただいた方のレビューをもとに、より商品を魅力的にしていけたら嬉しいと考えています。
購入を悩んでいる人に向けて
工藤:最後に、購入を悩んでいる方に向けてなにかひと言あればお願いします。
KA:部屋の中で、電化製品のケーブルなどを隠したい場所がある方は、ぜひ商品ページを見てみていただけると嬉しいです。「ココがこうだったら嬉しい!」などのご意見もあれば、気軽にお聞かせください。ワンポイントインテリアとしても魅力的なデザインになっているので、部屋をちょっとおしゃれにしてみたいと悩んでいる方にも喜んでもらえたら嬉しいです。
工藤:商品の企画者目線の貴重なお話をありがとうございました!